2014年7月6日

GM Pablo Lafuente によるレクチャーと同時対局 @ 松戸


前半は GM Pablo Lafuente によるレクチャーです。ポーンのエンドゲームがテーマでした。何度も難しいと言ってたのが印象的でした。ポーンのエンドゲームが難しい理由は、候補手のほとんどを読み切らねばならないからです。例えば、以下のポジションで白番。

8/5p2/8/6Pk/5P2/8/8/7K w - - 0 1
ポーンが多いから白が勝てそうですが、実はその逆。どうやったら負けを回避できるかを探すことになります。正解は2つのポーンをいきなり捨てて、その後でオポジションを取る 1.g6 fxg6 2.f5 gxf5 3.Kg1 Kg5 4.Kf1 という手順。どれも人間だと直感的に排除してしまいそうな候補手ですし、時間がなければ見つけるのは不可能です。GMでさえ難しいというのだから、難しいのでしょう。

同時対局の挑戦者は15人。私のゲームでは突然ナイトをサクる 19.Nxf7 が飛んできました。

3r2k1/rb2bNpp/4p3/qB1p4/Pp1PnB2/4P2P/1P3PP1/2RQ1RK1 b - - 0 19
19...Kxf7 20.Qh5+ Kg8 これ、メイトに出来るの?例えば 21.Be8 なら、と考えているうちにもう Pablo は私の前に来てしまいました。19...Kxf7 20.Bc7 でクイーンの逃げ場無し。始まる前は一番最初に負けなければいいと思っていたのですが、真っ先に脱落しました。

その後、他の人のゲームも見ていましたが、なぜ挑戦者がリザインしたのか分からないゲームが2つほどありました。それだけでも自分はまだまだだなと感じます。また、4時間以上立ちっぱなしだったGMはさぞかし大変だったろうと思いました。

0 コメント:

コメントを投稿