2011年8月19日

オートマタ

7月のJCAのサマーオープンで演劇『オートマタ』のチケットが2名の方にプレゼントされました。そのうちの一人は忙しくてとても行けそうにないという理由でその場でそのチケットを私に譲ってくれました。

一般的な映画のチラシと違って『オートマタ』のチラシにはあらすじが書いてありません。ホームページを見ても同様でした。分かるのはチェスを指す自動人形が登場しそうだということだけ。なので面白そうかどうか判断する材料がありません。それでもせっかくチケットを手に入れたのだし、演劇というものを観たことがないので、演劇とはどんなものなのか自分の目で見てみたい(経験・体感したい)というのが理由で行くことにしました。

せっかく行くなら妻と一緒の方がいいので、もう一枚のチケットも手に入れるべくダメ元で打診したところ譲っていただけることになりました。つまり2枚とも私の手元にやってきたわけです。

現地には渡井さんがいてちょっとビックリしました。

全席自由なので席が後ろの方になってしまったらよく見えないことを心配していたのですが、会場は狭いのでその心配はありませんでした。映画館で映画を観ると観客が少なくて採算はとれているのかどうか余計な心配をしてしまうことが多々ありますが、この演劇は満席でした。それ以外にもビジネスという視点でいろいろものを考えてしまいます。例えば、客の大半が50代以上で20代はほとんどいなかったので若い世代の客層を増やすにはどのようなマーケティングをする(している)のだろうか、とか。

劇の中で使われていた駒はナイトの形状からしておそらくJCAでも販売しているHENRI CHAVET社製のものでしょう。チェスのゲームはさすがによく見えませんでしたが、それっぽく見えました。渡井さんがきっとその時代にあった有名なゲームを選んだのだと推測します。

劇の感想は ...どう表現していいか分かりません(その点は妻も同じでした)。演劇でメシを食ってるプロ達の作品ですから役者の演技やストーリーだけでなく、照明の使い方、効果音(私の好きな Red Hot Chili Peppers の曲も使われていました)、演出、等でガッカリさせられることはまずないでしょう。今まで縁のなかった世界を覗いてみることが出来たという意味で私は行って良かったと感じています。

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