2011年5月4日

ゴールデンオープン2日目

4ラウンド目。白。Oさん。過去の対局ではピルツでしたが、あまり良い印象がなかったそうで、黒はダブル・フィアンケットにしてきました。

以下の局面は白番です。


r2q1r2/p5kp/1p1pnnp1/4p3/1P2P3/2N2P2/P1PQN1P1/R3K2R w KQ - 2 18

18.O-O-O だったら、d6のポーンは落ちていたそうです。18...Ne8 なら 19.Qh6+ でh6のポーンが落ちます。本譜は 18.Nd5

この数手先で見落としでルークをタダで献上してしまいました。パペチュアル・チェックをかける方法を模索するも見つからず。負け。

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5ラウンド目。黒。Kさん。QGD。序盤~中盤は e4 のポーンを守るのに苦労しました。

3r1r1k/pp2qppp/1np3b1/8/3Pp3/4P1P1/PPQN1PBP/R3R1K1 b - - 2 17


8/8/2p1k1p1/4N1P1/p2K4/P7/2b5/8 b - - 7 52

最後はN対Bのエンドゲームで、黒の私が1ポーンアップ。上の局面で、52...c5+ でナイトが落ちていたそうです(林さん、教えていただきありがとうございました!)。本譜は 52...Kf5 53. Nxc6 Kxg5 と続きました。最初はgポーンをビショップに守らせ、白のaポーンを取りに行くというプランでしたが、相手のキングに妨害されたため、プラン変更。今度はaポーンを後ろからビショップで守らせ、プロモーションを狙うというものでしたが、やはり相手のキングに阻まれそうだったのでドローにしました。


8/3b4/4k1p1/8/p7/P3KN2/8/8 b - - 21 64

ところが、終了後、観客の何人かは黒勝てると考えていたようでショックを受けました。私は、白はその気になればナイトとgポーンを交換し、キングをa1の角(ビショップと異なる色の角)に潜り込ませてしまえば、仮にa3のポーンさえ取らせたとしてもドローになると考えたのですが ...

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6ラウンド目。白。M君。チゴリンもどき。今日、私にとって最もエキサイティングなゲームでした。

2ポーンアップしていた私は h7 ポーンも取れると考えました。

r6r/ppp1k2p/2n1p3/8/3P2P1/2PB4/PP3PP1/R3K2R w KQ - 0 16

16.Rxh7+? Rxh7 17.Bxh7 Rh8! ビショップが逃げると、...Rh1+ でルークが落ちるので、仕方なくビショップを見捨てます。


8/1pp2r2/8/p2kn1P1/6K1/2P2P2/PP4P1/4R3 w - - 2 27

予期していたナイトチェックです。ルークを切ってプロモーションを狙う作戦を決行!
27. Rxe5+! Kxe5 28. Kh5 Kf5 29. Kh6 Re7


30.g4+! これで黒キングを引き離し、ルークを捨てさせることに成功。ものすごい達成感を感じました。

しかし、ゲームはまだ終わっていません。そして、ここで黒からドローオファー。


8/1pK5/8/p1p5/8/2Pk4/PP6/8 w - - 2 38

3手より長い手順がほとんど読めない私はここで20分以上考え、イケると判断。しかし、残念ながら私の読みは不正確で窮地に追い込まれました。


8/8/8/p1K5/k7/8/8/8 b - - 1 44

44...Ka3??
救われました。44...Kb3 ならリザインしていました。エンドゲームに慣れているかどうかが問われてしまったような場面でした。ドロー。

いやぁ、このゲームはアップダウンが激しくてとっても楽しかったです!

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