2010年2月3日

日課のちょっとした変更

私の日課は Chess Tactics Server の問題を1日に10問解くこと。厳密に言うと今までは「きっちり10問」だったのですが、別にそんなところにこだわる必要がない気がしてきたので「10問以上」に変えることにしました。そして、今日はさっそく62問。たくさんやって今日中に正解率を上げようとしたのですが、3問も間違えてしまいました。幸い、正解率は下がりませんでした。

ChessQuizz は昨日までは初めて見る問題のスクリーンショットを撮ることに夢中でした。しかし、もうなかなか出てこないので(ちなみに、今日は運よく1問だけ出ました)、分からなかった問題の検証をきちんとすることにしました。分からなくても正解の手順だけを覚えてしまい、どうしてそれが正解なのか理解していない問題がかなりあります。大概の問題は時間をかければ疑問は解消するのですが、なかなか理解できない問題も中にはあります。以下の問題もその1つ。白先白勝ち。1手目も2手目も(白の手も黒の手も)なぜその手でなくてはならないのか私にはまだ解明できていません。正解は図の下のFENコードの下に白い字で書いておきますので、知りたい方は矢印の間を範囲選択して字の色を反転させて下さい。


r1bqnrk1/pp1pppbp/6p1/n3P3/3N4/1BN1B3/PPP2PPP/R2QK2R w KQ - 0 1

1. Bxf7+ Kxf7 2. Ne6 dxe6 3. Qxd8

5 コメント:

harada さんのコメント...

これはfischerの棋譜からですね。

1.Bxf7+はキングで取らなければクイーンが落ちます。
1... Kxf7
2.Ne6
ここで、2... Kxe6だと黒はメイトになります。
以下3.Qd5+ Kf5 4.g4+ Kxg4 5.Rg1+ Kh5 6.Qd1+ Rf3 7.Qxf3+ Kh4 8.Qg4#という具合です。
そういうわけで、2... dxe6 3.Qxd8と指すのが黒は最善です。これ以降も黒は20手先は指し続けたとそう記憶します。

harada さんのコメント...

補足:1.Bxf7+でクイーンが落ちる手とは2.Ne6でd8とc7には白のナイト、b6には白の黒マスビショップが利いています。

Yamagishi さんのコメント...

 1958年の米国選手権戦の試合で、非常に有名な局面です。いろいろな問題集に載っています。この局面はソ連のチェス雑誌に載っていて、ソ連のチェス雑誌を講読していたフィッシャーは事前にそれを見て知っていました。

Yamagishi さんのコメント...

補足:黒はレシェフスキーでした。

kawanaka さんのコメント...

harada 様、Yamagishi 様、
ありがとうございます!自分で考えていたら2~3日はかかったと思います(その前に挫折してポジション検索をしていたと思いますが)。

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